ガンダム40周年記念の一環として、今週発売された「RX-78-2ガンダム[BEYOND GLOBAL]」。今回は買えましたのでレビューしたいと思います。最近おっちゃんのキット出過ぎでは?
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全体像
キット内容。ガンダム本体に右銃持ち手、左平手、ビームライフル、シールド、サーベル刃2本が付属。
ハイパーバズーカが無い事に驚きました。
ガンダム全体像。プロポーションは今までと趣が違うため違和感ある人が結構いるみたいですが、組んで手に取ると案外違和感を感じません。俺だけ?
まぁ腕はちょっとゴツいなとは思うケド。あとやたら目立つ謎モールドいる?
太もも長め、ヒザ下小さめで、どちらかというと人体に近く感じます。もしくはスペクリあじ。
成型色は淡い暖色系で、MGのone year warバージョンにかなり近いです。
ヘルメットはまさかの1パーツ抜きで、アンテナがひさしと一体化されているという珍しい構造。このおかげで、本体には目立つ合わせ目は一切ありません。
バストアップ。色分けは驚異の一言で、チ○コのサランラップが入ってる部分のV字やちょんまげの前後カメラ、さらには(見辛いですが)バルカンの黄色まで再現されています。
おかげでシールはカメラアイ部分のみ。1/144でコレは凄い。カメラアイ自体は黄色整形なので、エナメル塗料とかで黒の縁取りをパパッと塗るだけで、シール無しで配色を完全再現出来ます。
つま先、あと地味に親指付け根の部分に肉抜き有り。指のは全然目立ちませんが、つま先の方は素立ちでもチラッと見えます。
可動範囲
見下ろしと見上げは標準的。胸部・腹間に可動部があり、屈む際にほんのり可動します。ほんのり。
腹のパーツには左右の可動部も内蔵されています。
・・・腹と腰の接続がちょっと緩いんですが、個体差か?
肩の可動。上方向に大きく跳ね上げる事が出来、あのポーズには苦労しません。
前後可動時は胸部後ろ半分が開くように追従して可動。可動域自体は標準的です。
肘は180°近く可動する他、前腕にボールジョイントが入っており、引き出すことで微妙な表情をつけることが出来ます。シールドを構える際などにも便利です。
続いて下半身。股関節は最近よくあるスイング可能な軸がセットされています。
ケツアーマーも跳ね上げることが出来ます。
この辺の可動は相変わらず凄いですね磐梯山は・・・太ももが長いので片膝立ちも簡単です。
太ももロール可動の他、内側への可動が追加されており、脚を組むような動きも可能になっています。私のボキャブラリーでは使い所がよくわからん・・・
足首は今回スリッパ式の軸接続オンリーとなっています。スムース・クリミナルではない。
このキット、動かしてナンボなのかもしれませんね。
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武装
続いて武装。ビームライフルはスコープとフォアグリップがいつも通り可動。右のみですが持ち手があり、トリガーに指をかけた状態にできます。
段落ちになっている部分もありますが、バレルなどにバッチリ合わせ目がでます。どうして・・・?
今回面白いと思ったのが、スコープの裏側に除く用のセンサー(?)が色分けされて配置されているところです。ハメ殺しにならないのは助かります。覗くという行為がロボットに必要なのかは置いといて。
全身の優秀な可動域と合わせて様々なポーズを取れます。
一番下はめぐりあい宇宙のドレンのキャメルを落とした時のあのシーンをイメージ。
ブリッジを撃った後、エンジン→ドム→エンジンと流れるように正確にブチ抜く場面で、アムロのキリングマシーンっぷりを凄え感じるんですよねあそこ・・・ついでと言わんばかりに落とされるドムにも哀愁を感じます。
続いてシールド。十字の横にモールドが追加されています。
普段のキットと比べ、やや小ぶりになっています。
前腕の可動のおかげで正面に構えることも容易。インパルスポーズも出来るぞ!(←それいる?)
裏面は多重装甲っぽさを感じます。グリップは無くても保持可能。
天パはよくシールド投げてた印象があります。
銀河へ向かって飛ぶ図。
・・・内股可動って飛行ポーズに使えばいいのか!?
シールドはバックパックに、ライフルはケツにマウント可能です。
最後にサーベル。引き抜くポースも当然余裕。サーベル刃はいつものやつが2本付属。VSギャン時のような2刀流も可能。
サーベルグリップはちょっと短めなので、両手持ちにはあんまり適さないと思います。
ランバラル戦のイメージで。
あ、あれ・・・シューってこんなだっけ?
テキサスでのゲルググ戦のイメージ。あの辺の天パは完全に仕上がってた感がありますよね・・・そらシャアも困るわ。
総評
以上、HG RX-78-2 ガンダム[BEYOND GLOBAL]のレビューでした。
プロポーションやディティールは独特なため賛否あるでしょうが、バルカンまで徹底された色分けと組みやすさ、一歩先のステージに進んだ感のある可動は見応え、遊び応えがあり、ポージングやブンドドに優れたキットだと感じました。
今回のアレンジと可動は、どことなく「生物っぽさ」を感じさせ、無茶な動きをしていた原作アニメに近い動きを違和感なく付けることができ、「組み立てるアクションフィギュア」といった感想を持ちました。最近フィギュア高いしな。
反面素立ちで飾ることを好む人はちょっと受け入れ難い面もあるでしょうが、まぁRX-78のプラモはいっぱいあるし・・・
複数の78キットを組み合わせて、自分の理想のガンダムを追求するなんてのも面白そうですし、こういった選択肢が増えるのはアリなんじゃないでしょうか。