バンダイから展開されている楽しい実験シリーズ(え)『Figure-rise LABO』。第二弾は人気キャラ『初音ミク』で発売されました。
予約できず今回は諦めていたところ、フラッと寄ったヤ○ダ電機に1個あったので買ってきました。
今回はどんなモンなのか、作って見ていきたいと思います。
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キット内容・ランナー状態
細かい色分けや模様をフォローする為、テトロンシールとドライデカールが付属していました。
フェイス部分は今回もレイヤードインジェクション。フミナパイセンと同じく眉、睫毛の色分けや頬のチークなど変わらず再現されています。
フミナの時も思いましたが、どうしても眉毛周りは色が透けてしまいますね・・・
瞳はクリアーパーツで奥行きを付けてあります。
今回のウリであるツインテール部。ソリッドカラーのプラの上にクリアー層を成形し髪の毛のグラデーションを再現しているようです。大きさも相まって派手で驚きます。
全体像
完成してとりあえず思ったことは『テッカテカ』でした。プロポーションは良好。
グロスインジェクションの部位が多く、というか基本肌部分以外はグロスです。
バストアップ。お顔は中々可愛いですね。若干パイセンの時より出来が良くなってる様な気が。バンダイ特有のほっぺ~口周りは健在ですが。
肩口やネクタイはクリアーパーツです。また、胴体は恐らくパールが入っています。
髪の毛の分割はこんな感じ。意地でも合わせ目は出さないという鉄の意志を感じる。 グロスインジェクションでテッカテカ。
少し見辛いですが、アームカバーとニーソ部分に合わせ目があります。
っていうかこの部分、偏光パール入ってないか?
形状的に合わせ目は消せますが、グロスインジェクションと相まって困るな・・・ヤスるとどうなるんだここ・・・?
えちい箇所脇下にも合わせ目がありますが、胴体のモールドのおかげで誤魔化せます。
スカートはクリアーパーツの上にグロスのエメラルド、ブラックとパーツを重ねる3重構造。細かい色分けはシール対応。
こちらのブラックは多分偏光パールは入ってないかな。ぱんつは縞パンではなく白でした。
さすがに色気はフミナに劣りますな。(個人の感想です)
ツインテールは3パーツ構成。左右で形状は違いますが。メインパーツに枝パーツを巻きつけるように取り付けます。
ツインテールの大パーツにはソリッドカラーの層を入れるため大きなゲート跡があるのですが、枝部がここをうまく隠せる様になっています。
毛先もシャープで、ウリにしてるだけあって大きな存在感を発揮しています。おかげで飾るスペースがちょっと大変。
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総評
以上、Figure-rise LABO 初音ミクV4Xのレビューでした。
プラの厚みでグラデーションを表現した第一弾を発展させ、クリアー&ソリッドカラーパーツで表現されたグラデーションは非常に美しく、より分かりやすく奥行きのようなものを感じさせてくれます。ようこれを成形できるな・・・
パールを加えたであろうグロスインジェクションも美しく、立体物としての表現力は第一弾より大きく向上したと言えるでしょう。
少し気になった点を一つ。『初音ミク』というキャラクターは、その人気から数多くの立体物が各社から販売されています。
それらと比べ、造形的に勝っているかと言われたら、正直何ともいえないです。ツインテール部分の表現はたしかに素晴らしいと感じますし、このシリーズが実験的な意味合いが強いということもわかりますが、このキャラクターは比較的安価なプライズ品でも素晴らしいアイテムが多いキャラクターだけに、定価6,600円という値段をどう見るか、各人の評価が分かれそうです。
『プラモデルである』ということに価値を見いだせるかどうかが、この商品の評価を決めるような気がしました。