ま~た青バンダイが暴走してるよ。
ロゴが青くなってから変な方向に向かっていくことが増えた磐梯山から、1/1カップヌードルのプラモというまた正気を疑う商品が出ました。お値段税込み2,420円です。カップヌードルがケースで買えそう。
だがその実態は、執念と言うかなんというか、とにかくバンダイと日清食品の技術の粋が集まった好キットでした多分。
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キット内容
キット内容の前に、上に挙げたパッケージがもう面白いです。
パッケ左上に書かれた迫真の「食べられません」「DO NOT EAT」が笑えます。
キット付属品。
カップヌードルのパッケージにある栄養成分表示等の文字はシールで再現されています。カイナスシールと言うそうですが、普段のテトロンシールと何が違うんだ?
具のエビの模様もこのシールで再現されています。
ただ、フタもシールなのはちょっと残念。
下にあるバランみたいなのは、なんとネギ再現パーツ(パーツ?)。
適当にカットして使用するみたいです。
そのまんまなフタ止めシールで笑う。
もうランナーが面白い。
説明書にも「食べられません」の文字が。
ちなみのこの説明書、「3分で完成させるのは困難です。」という余計なお世話な一文や、カップヌードル豆知識という日清食品が積み重ねてきた企業努力の一部が記載されており、中々の読み応えがあります。必見。
お湯を注ぐことなく完成
ってことで完成。
フタはシールなので今回は貼っていません。
組み立ては上下の金色模様のところが似たような形のパーツが多くヤヤコシイですが、リブなどで正しい組み合わせができるようサポートされていました。
1/1なので当たり前ですが、手に持ったサイズ感が本物なのが妙に笑えます。
上下の金と白の帯や「CUP NOODLE」のロゴの色分けは凄いの一言。
「カ」の部分などは分けられなかった箇所がありますが、シール等でフォローされていますし、色分けラインでしっかりモールドがありますので部分塗装なんかも容易でしょう。
バーコードや注意書き、アレルゲンの案内などの文字は全てモールドとして彫られていて驚きました。
スミ入れの要領でゴールド等を流し込むことで塗装することも可能です。
商品名のロゴのところがパカッと外れ、中の麺の状況を拝むことが可能。
実物じゃコレは難しかろう。プラモならではの状態ですね。
麺は10パーツの多重構造。ちょっと不自然な所もありますが、形状やモールドが実にそれっぽいです。クリアーオレンジ等でウォッシングしても面白そう。
一部ハメたら外すのが困難そうなパーツが有りましたので、そういった場合はハメ込む前にピンバイスで穴をあけ、裏から突いてパーツが外せるようにしています。
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具材
お馴染みの具材たち。
卵、エビ、謎肉は大小2種類が付属しています。
ネギも切って、具材を乗せた状態。
再現度の高さよ。
お湯を入れる目安もしっかりあります。
ただ、唯一「スープの粉」だけがありません。
・・・まぁしょうがないか。
総評
この国には、底力がある。
結構前に、ヤカン持った等身大ガンダムがカップヌードルのCMに出てましたが、あれから何年か後、まさかバンダイがカップヌードルのプラモを出すとは夢にも思いませんでした。
カップ内の麺の状態や組み立ての楽しさは中々体験できないものだし、シールを使えばほぼそのものといえる状態になりますし、なんだかんだ塗装派にも配慮された構造なのは驚きましたが。
手元にカップヌードルを飾っときたいというカップヌードルファン(いるのか?)必携のアイテムと言えるでしょう。それ以外の人にはどうかな・・・
余談ですが、今回のレビューに当たり実物と並べようと思いカップヌードルを買っといたんですが、同居家族に食われるという大惨事が発生したため実物との比較計画は頓挫しました。