磐梯山の成形技術のさらなる向上を図るべく生まれたブランド「Figure-rise LABO」。
「肌のグラデーション」をテーマに掲げ発売された第一弾のフミナパイセンは、光の如き速さで市場から消え去り、成形が安定しないのか再販もされぬままヤキモキしていましたが、この度さらなる改良を咥え加え、Second Sceneとして再出発しました。
コレ幸いと予約したら8月発送となった挙げ句6月ぐらいに店頭で普通に見かけるという不幸に見舞われたが、私は負けなかったのだ。すぐ見なくなったし。
正直頼んだことを忘れてたがこの度ようやく手に入れることができたので、早速組んでみました。
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ランナー状態
付属品は水面を模したベースのみ。紙製の砂浜を再現したパーツがあり、コチラをベース下に入れることで浅瀬っぽく出来ます。
すぐ外れるケド。
俺はえっちなランナーというものを始めて見たぞ。
若しくは生々しい、なんかグロい、かな。
腹回りの造形は素晴らしいの一言。
エッッッッ・・・じゃなかった。
凄ェ、ほんとにグラデーションが掛かってる・・・
と思いましたが、ランナーを持った時
重っ!
と、まずその重さに驚きました。相当パーツの密度が高いのでしょう。
レイヤードインジェクションパーツも健在。口の中まで色分けされています。
チークまで入ってる・・・しゅごい。
アーマーパーツはグロスインジェクション使用でコレでもかと言わんばかりにテッカテカです。良いぞもっとやれ。
ふ~ん、えっちじゃん
組立時の注意点ですが、グロスインジェクションパーツのダボ穴が凄まじくタイトでギッチギチです。コーテイング分を考慮してないのか・・・?っていうか第一弾はコーティングは無かったですね確か。持ってないから分からないな!
↑ゴメン第一弾もグロスインジェクションだったわ。
画像の通り軸は3mm程なので、組み立てる前にダボ穴を3mmピンバイスで浚っておくことを強くオススメします。
ダボ穴の問題さえ処理できれば、組立自体は非常に簡単です。ゲートが多くて面倒だが。
妙に性的な組立説明書に沿って組んでいきます。D2パーツは肌色で塗ろうか?
パーツ数も少なく可動部も無いので、あっという間に完成です。
Σb( `・ω・´)
素んっ晴らしい!!(鴻上会長風に)
グラデーションの掛かった肌の質感は凄いの一言。
これ無塗装なんだぜ・・・
左足にはこんな感じで主張の激しいゲート跡が出来るのですが・・・
ポージングとベースによって隠れるようになっております。ちょっと見えるのはご愛嬌。
ちょっとアップで。各部造形も素晴らしいです。グロスインジェクションもいい味出してるぜ!
ただ、残念ながら合わせ目も出ます。
前髪やポニーテール、腰部アーマーに合わせ目あり。これどう処理すっかな・・・
ただ、腰部アーマーにはバンダイの本気が見えますな!
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気になる所さん
組み立てている時、ちょいと気になった部分を羅列。
頭部アップ。
前髪の変な合わせ目ももちろんですが、レイヤードインジェクションの弊害といいますか、目の周りが睫毛の黒成形が透けて暗くなっているのが少々気になります。チーク等でグラデーションしてるので肌色層が薄いんでしょうか・・・
なんかアイシャドウ失敗 (ゝω・) テヘペロ みたいになってます。
また、腕部は特にグラデーションが掛かっていない為、単色成形です。
胴や脚に比べ単調さが浮き彫りになっている為、ココは何とかしたい所。
あと、このキット最大の障害はゲート跡&パーティングラインでしょう。
ヤスればいいパーティングラインはともかく、変色したゲート跡はかなり目に入ります。俺が下手なだけでは?
似たような肌色があればいいですが・・・
総評
さすがは各界に衝撃を与えたキットです。
無塗装で完成品フィギュアの様なグラデーションの掛かったパイセンが手に入ります。
プラモデル特有の問題はありますが、それを差し引いても良いキットです。
漢なら買っとこう。
唯一の心配は、このキットを手に入れた純真な少年たちがヘンに歪んでしまわないかくらいです。このキットを買った時点で歪んでいるとか言わない。