以前レビューしたRGνガンダム、各部造形や可動範囲も非常に優秀ですが、ほぼ完璧な色分けがされている点も見逃せないポイントです。
この好キットは簡単フィニッシュで仕上げ、色分けと可動を楽しむ方向で行きたいと思います。
2日で終わらせてやるぜ!
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1日目 細部処理、パーツ洗浄
さて、簡単フィニッシュで仕上げる際、↑こんな感じでゲート跡がくっきり残ってしまう場合があります。
高級ニッパーと新しい刃のデザインナイフで慎重に処理していても、ふと見ればあったりするんですよねぇ・・・特に暗い色のパーツは目立ちます。
ちなみに私は某究極ニッパーを一年足らずで壊しました。(刃が思いっ切り欠けた)
何故だ・・・慎重に扱ってたのに・・・
私みたいなガサツな人間は耐久性に優れたタミヤ製に限ります。
閑話休題。ゲート跡が目立つ、こんな時は・・・
爪でゲート跡を擦ってあげましょう。
すると、こんな風にかなりマシになります。ちなみに原理は不明。そんなことは俺の管轄外だ。
RGνガンダムはアンダーゲートが多用されており(何故だ?)、そんなに目立つ箇所はないと思いますが、成型色仕上げではお手軽に効果を発揮してくれる上、特に道具も必要なく手軽に出来るのでお勧めです。
まぁこのバーニアパーツは後に塗ることにしたのですが。
他に、 踵やバズーカ砲身等一部パーティングラインが目立つ箇所があったのでペーパーを当てて処理しておきました。
成形関連は以上にして、ここでパーツ洗浄をしておきます。
かなり大雑把に組んだまま、超音波洗浄機に水と中性洗剤をちょいと垂らしてドボン。
まぁバンダイ製キットは洗浄しなくても大丈夫なんですが、一応ね・・・俺の皮脂とかベタベタしそうだし。
洗浄後、水気を拭き取って組んだままのパーツたちをブンブン振って水切り。いくつかパーツが吹っ飛んでも泣かない。
エアコン前に陣取らせて乾燥させます。なんだこの絵面。
眠いので一日目はココで終了。起きたら乾いてんだろ。
2日目 部分塗装、スミ入れ他
乾いてました。
2日目はエアブラシ使用。まずはパーティングラインを消すためペーパーがけした部分にクリアーを吹き付け、ペーパーの傷を埋めてしまいます。こうすることで後に貼るリアリスティックデカールの定着を助ける効果があります。
一部質感を変えたいと思い、ガイアVCのフレームメタリック1で塗装していきます。まずはファンネルの一部から。
ファンネルのマスキングでもう嫌になったので、他の塗り分け部分はマスキングなしで雑にいきます。
塗料乾燥後、溶剤をつけた綿棒ではみ出した部分を拭き取れば問題なし。成型色仕上げだからこその手抜き。
あとバーニアも同色で塗っています。
続いてスミ入れ。タミヤエナメルのライトグレイでホワイト部分を、ネイビー・グレー部分には同ブラックで、イエローとレッド部分にはスミ入れ塗料のブラウンでスミ入れしていきます。
この時点でクドくなってきた事に気付くべきだった。
続いてリアリスティックデカールを貼っていきます。水とピンセットを準備。
こういう時のピンセットはタミヤのデカール用を使用してます。破いたりしないよう先端が丸まってて便利。
水にサッとくぐらせて・・・
位置決めしたら湿らせた綿棒で水分を押し出して貼り付け。
HG等にあるテトロンシールに比べ、RGのは粘着力が強い気がする・・・
テトロンシールだとちょんちょん動かして位置決めしてたんですが、リアリスティックデカールは水分があっても結構くっつくのよね。
それでも、そのまま貼るよりは遥かに調整が効くのでいいですが。
説明書裏表紙のガイド通りにぺたぺた貼り付けていきます。
ところで、カメラ類どうすっかな~と思い、とりあえずキットに付属しているメタリックシールを貼ろうとしたんですが、正直キラキラし過ぎでどうなんかな~と思ってたんですよ。そこで試しにシールに水性のつや消しクリアーを吹いてみたんですが・・・
コレよくね?
何ていうか、光が当たると鈍く光る様になるんですよね。上品な輝き (←?)というか。
実に好みな感じになったので、カメラ類の他に関節の一部に貼るシールも同じ処理をして使うことにします。
カメラアイは縁取りだけエナメルフラットブラックで塗り、目の部分だけのシールを使用しています。
シールが貼り終わったら、エアブラシでガイアさんのフラットクリアーをコートしていきます。大まかに外して吹き、乾燥後関節等を曲げてクリアーが掛かってない部分に再度吹き付けていきます。
もう夜も更けていた、というか日付が変わったので乾燥ついでに就寝。
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3日目 仕上げ
3日掛かってんじゃねーか。
まぁ、しょうがないね。
( ´∀`)さぁ、後は組み立てて終わりだ。
( ´∀`) よ~し、しっかり乾いてるn・・・
( ´∀`) ・・・?
( ´∀`) ・・・
ここここういう時、あ慌てt方が負けなのよね。
持ってて良かったMr.セメントSP。(露骨な宣伝)
成型色仕上げの場合、タミヤ白蓋が良い(というか、マシ)のですが、今回はさっさと完成させたかったので流し込みで。
塗装しない場合でも、白とかなら大丈夫だろ。赤みたいな濃い色はアキラメロン。(ランナーパテならなんとか)。
最後に、レビュー時気になっていたシールドポロリに対する対策ですが、こういう時はアレだ。
アクションフィギュアコレクターお馴染みのパーマネントマットバーニッシュ!
ではなく・・・
ダイソーの水性ニスです。
パーマネントマットバーニッシュ(必殺技ではない)と似たような効果が出せるモノです。100円で。
前腕との接続部分にちょいと塗っております。光沢が出るので見えない部分に収まるよう少量で。これでも充分効果を発揮してくれるでしょう。
一生かかってもこの一瓶が終わる気がしません。
完成
というわけで、完成となりました。
やっぱちょっとクドいかな。
シールの量はガイドより減らし、スミ入れ塗料ももう少し明るいグレーにした方が良かったですね。
まぁ次に繋げりゃいいでしょう。繋がるとは言っていない。
書き忘れてましたが、地味に肘パーツや膝裏パイプも塗り分けています。
ライフル&シールド装備。
水性ニスのおかけでポロリがかなり改善されました。
ありがとうダイソー。
今度は左前腕のネイビーの装甲がポロリするようになったがな。
バーニア類やバズーカ排気口(?)はグロスクリアーでコートしてアクセントとしています。
つや消ししたメタリックのリアリスティックデカール。この仕上げは結構オススメです。
フィンファンネル装備。面がデカイ割にマーキングが付かないため、塗り分けて良かったなと思います。単色じゃ寂しいよね。
サーベル装備。サーベル刃は600番のスポンジヤスリで地道に磨いて磨りガラス状にしています。
以上、RGνガンダムの簡単フィニッシュ仕上げでした。
キットの出来が良いので簡単フィニッシュで十二分な出来のνガンダムになってくれますね。やはりこのキットはお手軽に楽しむほうがオススメです。
何なら組み立ててツヤ消すだけでも充分だと思います。細かい装甲の張り合わせのため各面に影が出来、それがスミ入れのような効果を出してくれるため、口のへの字等を除きスミ入れすらしなくてもいいかも。
しかし、たったこれだけでいくつ失敗を重ねたのだ私は。
当記事が皆様の反面教師になれば幸いです。